ディクテーションで英語の音に慣れて聞く力を付けるコツ
英語学習の一環として避けて通れないのがディクテーション、音声で流れている英語を聞き取ってそれを書き出していくという、難易度の高い学習法です。
リスニング力はもちろん、単語の綴りもしっかり覚えていなければなりません。
ディクテーションをやる目的、効果、コツについてまとめてみました。(^^)
ディクテーションをやる目的とは
ディクテーション事体、やり方は
「聞こえてきた英語をそのまま紙に書き出していく」
といういたって単純な作業です。
しかし、そのためには単語を正確に聞き取る力が必要です。
ディクテーションは単なる聞き流しではありません。
聞こえた単語の情報をきっちり整理し、正確なスペルで記すのが目的なのです。
当たり前ですが、ここでワードや文章が正しく聞き取れなければ、紙に書き写すことができなくなります。
このような学習メニューの性質から、ディクテーションをやる目的とは英語を正しく聞き取る能力を付けて、正式な綴りで書けるようにすることです。
ディクテーションをやった後、どんな効果があるのか
ディクテーションの作業そのものはとてもシンプルなのですが、いざやってみると、かなりの集中力を要求されます。
普段私たちはテレビやラジオなどのメディアをBGMのように聞き流していることがよくあります。
テレビで流れたニュースについて、日本語で放送されているものであれば自然に頭に入ってくるし、注意して耳を傾けなくても内容もしっかり覚えていることもあるでしょう。
ディクテーションの場合はそうではなく、聞こえてきた英単語のスペルという情報までも、一字一句間違えのないように書いていきます。
聞く、理解する、知識を整理する、覚えたものを呼び出す、そして紙に書くというアウトプットな作業をする、
このように5段階にもわたる一連の動きを、リズミカルに流れてくる英語のスピードに乗って行うのです。
初心者にとっては、初めはかなり過酷なトレーニングにも感じられます。
しかし、このやり方に慣れてくると、必然的にリスニング力が養われていきます。
そしてただ聞いているだけでなく、英単語の情報を整理して理解する効果も期待できるようになります。
ディクテーション攻略のコツ
このように、短い時間の中で聞く・理解する・書き出すという3つの作業をするディクテーションは、とてもハードルが高く自分には無理と思っていないでしょうか?
実は上達のコツさえつかんでしまえば、誰でも簡単にできてしまいます。
ディクテーションをうまくやっていくコツは、ゆっくりのスピードから始めて行くことです。
目安としては、中学校で始めに英語を習ったときくらいに教師が話すくらいのテンポです。
This is a pen. Hello, my name is Akiko.
といった表現から入ったと思いますが、英語の初心者や苦手意識を持っている人であれば、そのくらいからでも大丈夫です。
ゆっくりしたスピードの中で英語特有のリズムをつかみ、慣れていきます。
できてきたと感じたら徐々にスピードアップしていきます。
リスニングは単語を知っていたらいいだけではなく、RとLの区別などといった発音やアクセント、イントネーションなど英語の音が持つ特性を掴むことで上達します。
そしてスペルを間違ったり曖昧になっている単語については、覚えるまで繰り返し学習していくことで確実にしましょう。
日本人にとってとても速く聞こえる英語が読まれる中で、知識を整理し呼び出して書き写す、ディクテーションとは大変レベルの高い動作をしていることが分かりました。
しかし自分にはできないと思っていても、練習のやり方を覚えて慣れていけば誰でもできるようになります。
私たちが最も苦手な聴く力を強化するためには、最適な学習法といえますね。(^^)
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