Principalとprincipleの上手な見分け方
英単語を覚える勉強において、綴りと発音と意味を合わせて覚えるのは、もはや最も基本の部分ですが、中にはそんな英語学習者を悩ませる同音異綴語(どうおんいてつご、またはいていご)が存在します。
今回取り上げるのがprincipleとprincipal、この2つの単語を上手に見分ける方法についてまとめてみました。
綴りは違うけど発音は同じ
principalとprincipleは、綴りがそっくりで発音も同じ、なのに意味は違うという非常に紛らわしいですね。英語を勉強するときに混乱する、この2つの単語の見分け方と効率のよい暗記方法について説明しましょう。
principalには「主な、重要な」といった意味を持ち、品詞は形容詞になります。
一方、principleは「原理、法則」などの意味を持つ名詞、このように両者の持つ単語の意味が完全に異なっています。
また、この2つの単語は綴りがとても似ているにもかかわらず発音はまったく同じ、共に「プリンシポー」となり完全に一致しています。
このように、発音が同じであるのに綴りが異なる単語を同音異綴語(どうおんいてつご、又は、どうおんいていご)と言います。
目で見た場合、どちらが名詞かそれとも形容詞なのか判断に迷うことが頻繁にあるため、文脈から判断するのが確実なのですが、もう少し簡単な見分け方もあります。
ライティング、リーディングでの上手な見分け方
スペリングを目で見ることのできるライティング、リーディングの場合、接尾語に着目するテクニックを使えば簡単に見分けることができます。
ここで注目すべきはprincipalの方の単語の接尾語にあたる「al」、この接尾語を持つ単語は形容詞と文法で決まっています。
essential・・・本質的な、
commercial・・・商業的な
例として上に2つの形容詞を出しましたが、いずれもalで終わっていますが、名詞などに接尾語「al」を付けることで形容詞化させます。
その点において逆の発想をすれば、principleには「al」が付いていないので形容詞でないとすぐに判断できます。そうするとprincipalが形容詞であるとすぐに分かり、「主要な」という形容詞の意味を引き出してこられます。
反対に、principleという単語を見たときは、「al」がないので形容詞ではないと分かり、名詞の方だとして理解できるため、両者を間違えずに区別して使用できるでしょう。
ただしこの方法が使えるのが、目視で確認できるライティングとリーディングのときだけです。
それではリスニング、トーキングの時はどのように区別できるのでしょうか。
リスニング、トーキングではどうすればいいのか
Principal とprincipleは耳で聞く分には同音異綴語なので、発音上はまったく同じになります。
リスニングでどちらなのかを聞き分けるには、前後の単語や文脈もしっかり聞き取って解釈する必要があります。
It’s a principal way.
それが主なやり方です。
このように名詞「way」の前につけば形容詞だと分かりますね。
It’s a general principle.
それは普遍的な原理です。
一方、前に形容詞「general」がついているので、この場合は名詞だと見分けられます。
発音が全く同じでありながらスペルも酷似、にもかかわらず言葉の持つ意味が全く違う、このように注意を要するものは英語の勉強では他にも存在します。
両者をしっかり区別し見わけ聞き分けるのはすぐに習得するのは難しいですね。しかしこれを乗り越えると英語の表現力は増していきますので、確実な知識にしていきましょう。
コメント
この記事へのコメントはありません。
コメントする