英語学習でkill time
kill timeと聞くと「時間を殺す」と直訳されてなんだか怖そうですね。
でも本当にそんな意味があるのでしょうか。
kill timeの意味
kill timeとは日本語にすると「時間、暇をつぶす」になります。
日常会話にてネイティブスピーカーの間で大変良く使われます。
まずは例文を見てみましょう。
Because I arrived there an hour ago, I had to kill some time at the cafe working.
(1時間前に到着してしまったので、カフェで仕事をしながら時間をつぶさなければならなかった。)
He doesn’t come here still, so I clean my room and kill some time.
(彼はまだ来ないので、部屋を掃除して時間をつぶします。)
なお、このフレーズを使うばあいには必ず
「場所、何をしているか」
についての文面を盛り込まなければなりません。
上の例文にもそれぞれ
「カフェで仕事をして」「部屋を掃除して」
という情報が載っていますね。
他の類似表現「時間をつぶす」
時間、暇をつぶすには他にも似た意味のあるフレーズがあります。
いずれも少しずつニュアンスが異なるので、注意深くみてみましょう。
waste time
同じ時間をつぶすの意味でも、どちらかといえば無駄に過ごすといったフィーリングを持ちます。
Not waste time to play TV game too much!
(ゲームのやりすぎで時間をつぶさないようにしなさい!)
loiter
道草を食う、ぶらつく、ゆっくり時間をとって旅行するという意味合いがありますが、他にもぶらぶら暮らす、のらりくらりと過ごすようなニュアンスもあります。
We loitered away last night all along.
(私たちは昨夜、ずっとぶらぶらと過ごしました。)
be idle
同じく時間をつぶす、ですが、怠けているというイメージがあります。
He is tend to be idle when his boss isn’t near from him,
(上司が近くにいないとき、彼はどうにも怠けようとする傾向がある。)
killという単語に秘められた他の意味とは
killという単語には、人を殺す、死なせるといった恐ろしい意味があります。
しかしその他には
「(病気や悪天候などの)勢いをそぐ」「(傷みなどを)静める」「(灯りなどを)消す」
など、必ずしも怖いものばかりとはいえない意味も持ち合わせています。
殺すが弱める、勢いを無くすなどのイメージにつながっていくからかもしれませんね。
It is rainy today, but this climate will kill a drought damage.
(今日は雨が降っているが、この天気こそが干ばつの被害を弱めてくれるだろう。)
This medicine will kill your headache.
(この薬は頭痛を弱めてくれるだろう。)
また、よく知られていることわざにもkillが使われています。
Kill two birds with one stone.
(1つの石で2羽の鳥を殺す→一石二鳥)
Curiousity kills the cat.
(好奇心もほどほどに)
これまでの学習では「殺す」という意味でしかほとんど習ってこなかったkillですが、探っていくと他にもいろんな意味があったのですね。
また、普段から使うことわざにも使われていた事実もあり、決して殺人のような恐ろしい意味合いばかりでもありません。
とはいえ、決して縁起のいいワードではないので、使うときは慎重になったほうがいいかもしれません。
時間ができたときはそれこそ、英語学習でkill timeしてみてはいかがでしょうか。(^^)
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