中学英語を復習すると白黒だった世界がカラフルに
僕の英語上達の原動力となった英語上達完全マップと出会ってからは、まずは中学英文法をやり直そうと決めました。というのも、英語の聞き取りはなんとなくできていたのですが、聞き取った英語の意味が全然分からない状態だったからです。これは意味を理解する力が全然足りていなかったからだと思いました。
中学英語の復習は英語の上達に絶大な効果があります。
中学英文法は中学のころなんとなく勉強した程度で、大学はいっていませんし、高校でも英語の授業は適当に聞いていたので、本当に一からのスタートという状態でした。中学英文法をやり直すときに選んだ教材は公文の「くもんの中学英文法―中学1‾3年 基礎から受験まで (スーパーステップ)」という教材でした。
このテキストを選んだ理由ですが、単に薄かったからです(笑)手っ取り早く中学レベルの英文法を復習したかったので、薄いテキストを選びました。この本は非常にコンパクトにまとまっているのが特徴です。
中学レベルの英語といっても久しぶりに勉強すると全然わからないという状態でした。中学一年のレベルは何とかわかりましたが、中学2年レベルからだんだんわからなくなり進むペースが落ちました。特に比較級や関係代名詞が苦手だということがわかり、中学英語って難しかったんだなと改めて実感しました。このくもんの中学英文法は一ページごとに必ず音読しながら学習し、1か月半ぐらいで卒業しました。巻末には薄い問題集がついているので、それでほとんど間違いがなくなるぐらいまでやりました。
英文法の学習が面白いと思えるようになるハートで感じる英文法シリーズ
くもんの中学英文法で中学英語を一通り勉強したものの、機械的に覚えただけといった状況で、あまり理解できていないと感じたのでもう少し中学校の英文法を復習することにしました。
この時に出会った教材が大西 泰斗さん、 ポール・マクベイさんが書いておられる「ハートで感じる英文法シリーズ」でした。この本はNHKの英会話の番組で使われたものを書籍化したもので、なんとなく信頼性があると思い購入しました。
実際に本屋さんで見て見て、絵が多いことと解説がとにかくわかりやすいことから使ってみることにしました。この後大西 泰斗さんの書籍はいくつかお世話になるのですが、このハートで感じる英文法シリーズで中学英語の復習ができたのは非常にラッキーだったと思います。この時に実際に使用したのは「ハートで感じる英文法―NHK3か月トピック英会話 (語学シリーズ)」と「ハートで感じる英文法―NHK3か月トピック英会話 (会話編) (語学シリーズ―NHK3か月トピック英会話)」の2冊でした。
このハートで感じる英文法シリーズはとにかくわかりやすく、特に英語は単語の順番である語順で意味が決まるということと、関係代名詞はギャップを埋めるという部分の解説は目から鱗が落ちる体験でした。この二つの本も音読をしながら3回ほど通読しました。
解説がわかりやすく読み進めやすいので消化するのまでにかかった時間は2か月ほどでした。
このハートで感じる英文法シリーズを2冊消化した後は自分が知っている中学英語のまわりに肉付けされた感じで、まさに雲が晴れたような気分でした。今までなんとなく機械的にしか理解していなった中学英語が腑に落ちて理解できるようになったのです。たとえるなら、白黒だった世界がカラフルになった感じでした。このハートで感じる英文法シリーズを学習した後はリスニング力にもかなりの変化がありました。今までは聞こえてきても意味がわからなった英語のCDで、意味がくっきりとらえられる表現が明らかに増えたのです。中学英語は絶大な効果があると実感した瞬間でした。
やはり中学英語は英語の上達のカギを握っていた。
なんとなく手ごたえをつかんだ僕は、その後もう一度TOEICを受けてみることにしました。中学レベルの英文法の復習が終わって久しぶりにTOEICを受けてみると点数が430点から560点に伸びていました。特にリスニングは300点以上取ることができ、上達を実感することができました。
まだまだ長い英語を聞いていると意味がわからなくなる状態でしたが、自分の英語力が上がっているのを始めて実感できたのです。やはり、中学レベルの英文法は英語力の土台を作っているのだということを体験しました。この時受けたTOEICではリーディングの問題は相変わらずほとんど埋めることができませんでしたが、リスニングが伸びたことで少し自信をつけることができました。
まとめ
中学英文法はやはり英語力の基礎となりますので非常に大切です。正直勉強していてもあまり面白くありませんが、理解よりも実践といった感じでとにかく覚えてしまうのも一つの手だと思います。 ハートで感じるシリーズは理解しながら中学英語を学べるのでおすすめですが、必ず音読をして自分のモノにしてしまいましょう。少しづつ自分で文を組み立てられるようになり、スピーキングでも使える英文法が身に付きます。
たかが中学英語、されど中学英語です!
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