英語が聞き取れないのは音声変化(リエゾン)を知らないから
「英語が早くて聞き取れない!」
「ネイティブが話すと何を言っているかわからないけど、テキストで見るとわかるんだよなぁ。」
こんな悩みはありませんか?
「英語が聞き取れないのは、
「文法がわからない」
「単語がわからない」
「英語を聞くことに慣れていない」
こういった原因もありますが、それ以上に英語を話すときの英語特有の音声の変化を知らないから聞き取れないということが原因である方が非常に多いです。
音声変化を知らないと何十回音声を聞いても聞こえるようになりませんし、逆に言えば、音声変化を知っていればリスニングはかなり聞き取りやすくなります。
音声変化とは単語の消失、連結、省略といった英語の音声ならではの変化のことです。
音声変化を知るとあなたはどうなるのか?
あなたは音声変化はご存知でしたか?
ご存知の方はその効果を十二分に理解されているでしょう。
具体的にどんな物が音声変化なのか幾つか例をあげて解説させていただきますね。
まず、単語の連結です。
これは、英語を話すときに隣の単語がくっついて一つの単語のように発音する音声変化です。
例えば、英語で「Can I barrow your pencil ?」
と聞かれたとします。この場合英語の文を普通に読むと
キャン アイ バロウ ユアー ペンシル?
と読むのではないでしょうか?
ネイティブがこの英語を発音するときは
「キャナイバロユァペンソー?」
のように発音します。このときにCanとIが連結され一つの音のようになります。キャン アイではなくて、「キャナイ」という音になります。
これが音声変化です。この連結のルールを知っていればキャナイは「Can I」のことだなとわかりますが、音声変化のことを知らなければキャナイ〜と言われても、
「キャナイ?」ってなんだ?どういう意味の単語だろう?
とまるで別の英単語のように聞こえてしまいます。
ここまではご理解いただけましたでしょうか?
音の消失も英語独特の音声変化のルール
また、他にも「Let me see」を英語でネイティブが読むと
「レッミーシー」という音に近くなります。
このときに「Let」の「t」の音が弱くなり、「レットミー」ではなく、「レッミー」になります。
この音声変化を知らないと、「レッミー」ってどういう意味だ?と混乱してしまいます。
このような音声変化のルールを英会話学習の初期の段階で学んでおけば、かなり上達のスピードは早まります。
実はこの英語の音声の変化のルールを知らずに何十回、何百回英語を聞いても聞き取れるようになりません。
レッミーが「Let me」の事だと認識できなければいくら頑張って音声を聞いても一向に理解できないのです。
この音声変化は多くの人が軽視していますが、英語の学習をするなら必ず初めに学ぶべきルールです。
ぼくの場合ですと、実は英語が全然できない24歳ぐらいのときにレベルが高い英語の教材を通勤中とかにひたすら聞き流していたんですね。当時のTOEICの点数は430点でしたが730点を目指す教材を使っていたんですね。
何回も何回もそれこそ、擦り切れるぐらい同じ音声を聞いていましたが、まるで英語ができるようになりませんでした。
一日2時間近く聞いていたのですが、全く上達せず、リスニング力が突然アップするという事もありませんでした。
しかし、英語の発音のルールである音声変化のルールを学ぶ事によって劇的に英語が聞き取れるようになっていきました。
今までなんとなく聞いていた英語のフレーズが耳にすっと入ってくる感じでした。TOEICの点数が130点一気にアップしましたので、それまではいかに無駄な努力をしていたなと思いました。
音声変化の効果はご理解いただけたでしょうか?
この音声変化を英会話初心者のうちに学ぶ事は重要です。
初めに音声変化や発音を知らないのでは、今後の上達具合に
非常に大きな影響を与えます。
ぼく自身も1年ほどただ英語を聞き流している期間があったんですが、聞き流しなんてやっていないで、初めから音声を変化を学んでおけばよかったです。
これから勉強して英語が話せるようになりたいという方にはまずは少しでも英語を声に出したり、洋書を読んでみたりして英語を覚える楽しさを知っていただきたいです。
同時に英語の音声変化を学んでいく事もあなたの今後の英語の成長度合いに大きな差がでます。
音声変化と英会話が同時に学べる教材はこちらです。
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