TOEICの点数 が1か月で100点 アップするPart5完全攻略マニュアル
TOEICのリーディングパートで一番得点が上がりやすいのはどのパートかご存知ですか?
英語の初心者の方はまずパート5を攻略すると得点が上がりやすいです。
このページでは独学でTOEIC905点を取得したサラリーマンがTOEICのパート5を攻略するために必要なマニュアルと実践のためのTOEICと同じような問題を解説付きで公開します。
パッと読むための目次!
TOEICのリーディングセクションで高得点を取る秘訣とは
TOEICのリーディングセクションで高得点を取るために一番大切なことは時間配分です。つまり、リーディングの問題を一問当たり何分ぐらいで解くかという目安を決めておくことが非常に重要です!
例えば、part 5であれば一問あたり平均して30秒ぐらいで解けるとほかのpart 6とpart 7に時間を残しておくことができます。
平均して30秒ですが、中には5秒ぐらいで解ける問題もありますのでそういう問題は時間を短縮して解けば、より時間を節約できます。
特にパート7は答えが文章の中にあるので、時間をかければ解ける問題が9割ぐらいあります。そのため、パート7にどれだけ時間を使えるかが高得点のカギとなります。
逆にパート5はいくら悩んでも、表現や単語、文法のルールを知らなければ解けません。20秒でも5分でも解けないものは解けないのです。
それなら、1問平均30秒で解いていき、パート7に時間を使ったほうがはるかに効果的です。
この一問30秒という感覚ですが試験前で構いませんので時計を使って必ず練習しておいてください。30秒はどれぐらいかという感覚を磨いておかないと、本番でいきなり実践するのは難しいからです。英語をスピードは人によって違いますので、自分の感覚で30秒という時間を意識して何度か繰り返し練習しておきましょう。
この記事の下にもたくさん問題がありますので、練習に使ってみてください。
スマートフォンのタイマーやキッチンタイマーを入れて1問30秒×10問で5分を図ってみるといった勉強法で取り組んでみてください。
繰り返しますが、TOEICのリーディングセクション、特にパート5では時間配分は絶対に守るようにしてください。もう少しで解けそうだからというだからという気持ちはわかりますが、もう少しで解けたとしても正解できなければ時間の無駄になってしまいます。
TOEICのpart5では英文を日本語に訳しながら読んではいけない?
TOEICのpart5では英文を頭から読んではいけません。なぜなら、選択肢を見るだけで解ける問題が結構な数あるからです。また、選択肢がヒントとなり、どういうことを聞いているのかということがわかれば解きやすい問題もたくさんあります。
実際に例を挙げてみますね。
下記のような英文と選択肢があったとします。
It is ——– to apply for a new drivers licence at least 20 days before It will be expired.
(A) advice (B) advisable (C) advised (D) advising
この問題では、選択肢を先に見ておくとadviceが形を変えて並んでいることがわかると思います。そのあとに空欄の前後を見るとIt is ——– toとありますので、「It is ~ to ・・・」で「それは~だ・・・には」という意味の文章となるのがわかります。
そうするとapply~以下を読まなくてもIT(=to以下)を描写することができる形容詞として、(D)のadvisable「望ましい」が入るとわかります。
ここでは、It is ~ toという表現を知っているかどうかも大事ですが、後半の免許証の申請の話は全く読まなくても解けるということが重要です。意味だけで解こうとすると結局すべて「望ましい」という意味ですので、後ろまで読んでも同じだからです。
これなら、applyあたりまで読んでもわからなければ適当にマークして先に進むことで15秒程度で切り上げることができます。
時間をかけても正解できないのですから、時間をかければわかる問題(特にパート7)に時間を使うべきなのです。
問題文の訳:少なくとも免許証の期限が切れる20日前には新しい免許の申請を行うのが望ましい
解答補足:(A)のadviceは名詞なのでMy advice to you would be helpful.のように用いられます。(C)はadvisedは人を伴って受動態で用いられますので、例えばWe are advised to apply…のように使われます。(D) advisingは動名詞または分詞の形ですので、It is ~ toの中には使用できません。動名詞は動詞の役割を持った名詞なので目的語が、分詞は修飾する名詞がそれぞれ必要です。
TOEICのパート5でよく出題される問題別攻略法
ここからは、TOEICのpart5でよく出題される問題をある程度分類して解説します。
実は同じパート5の問題でも大まかには以下のように分けることができます。
1.時間をかければ解ける問題
2.時間をかけなくても解ける問題
3.時間をかけても無駄な問題
時間をかけても解けない問題はすぐに切り上げる必要がありますし、時間をかけなくても解ける問題は5秒ぐらいでさっさと解いてしまい時間を節約するべきです。
少し時間をかければ解ける問題は30秒を目安に解いていきましょう。
くどいようですが、時間をかけても解けない問題をいくら悩んでも時間の無駄ですので、時間がたったら割り切って先に進むことを優先してください。
速攻で解いてTOEICテスト全体の時間を稼ぐ問題
品詞の問題
品詞の問題は同じ意味の英単語でパーツが違うものが組み合わさったものを正しく入れる問題です。選択肢には同じ意味の英単語で語尾が違う(機能が違う)ものが並んでいます。このタイプの問題は選択肢を読んで空欄の前後を見れば解けるものがほとんどです。
見つけたら時間を節約するためにもささっと解きましょう。
1 Penta trading company has long been looking to have products ——– placed in famous magazine.
(A)strategic(B)strategically(C)strategy(D)strategize
訳:ペンタトレーディング社は有名な雑誌で商品を宣伝したいとずっと考えている。
解説:「have+目的語+過去分詞」の形なので、形容詞の働きをする過去分詞placedを修飾できるのは副詞の(B)strategicallyだけ。この結果目的語と過去分詞の間に副詞がが入り過去分詞を修飾する形になります。
2 Major contractor Pentaro has received attention for ——– Kinkakuji temple.
(A) restoring (B) to restore (C) restorative (D) restoration
訳:有名な建設業者のぺんたろうは金閣寺の修復を行うことで注目を浴びている。
解説:空欄には前置詞forの後に続き、かつ名詞であるKinkakujiを目的語とする動詞と名詞の機能を持つ動名詞である(A)restoring「~を修復すること」が正解。(D)のrestorationはただの名詞であり、Kinkakujiという名詞を目的語にとって動詞として機能できません。
3 Contemporary artists have been ——– influenced by tech of the major old painter.
(A) heavy (B) heavier (C) heavily (D) heaviest
訳:現代のアーティストたちは昔の有名な画家のテクニックに多大なる影響を受けている。
解説:空欄の前後にhave been influencedという動詞があるので、空欄には動詞を修飾できる副詞の(C)heavilyが入ります。(A)は形容詞なので、名詞を修飾します。(B)と(D)は形容詞の比較級と最上級です。副詞の比較級はmore heavily、最上級はmost heavilyです。
相関接続詞問題
相関接続詞の問題は見つけたらラッキーですので必ず正解しましょう。ポイントはペアとなっているものを探すことです。
ペアになっているものを探すだけなので、5秒ぐらいで解けます。問題文はほとんど読まなくても正解できます。
1 Restaurant SweetB must ——– come up with new recipe by the end of the year or close the shop.
(A) but (B) rather (C) either (D) and
訳:レストランスイートBは新しいレシピを年末までに考えるか、お店を閉めなければならない。
解説:選択肢には接続する機能を持つ接続詞が並んでいます。このような場合ヒントとなるキーワードがないかを少し後ろのほうまで探します。
そこで、orとペアになるキーワードがあるので、(C)eitherが正解だと判断します。(A)はnot X but Y「XではなくY」、(B)はrather X than Y「YよりもむしろX」、(D)はboth A and B「AとBの両方」のように使います。
以下はよく出てくる相関接続詞組み合わせなので必ず覚えておきましょう。出てきたらラッキーですのでさっと5秒で正解して次の問題に進みましょう。
1 neither A nor B
AでもBでもない
2 either A or B
AもしくはB
3 whether A or B
AかBかどうか
4 both A and B
AとB
5 not only A but also B
AだけでなくB
接続詞 VS 前置詞の問題
接続詞と前置詞の問題も選択肢と空欄を見るだけで解ける問題がほとんどのラッキー問題です。
少し難しい場合もありますが、基本的には主語と動詞のペアが空欄の前後にそれぞれあるかどうかがポイントです。
1 Pentakun had to cancel the booking ——– some physical condition of the problem.
(A) because (B) because of
訳:ペンタ君は体調の問題があったので予約をキャンセルしなければならなかった。
解説:選択肢は接続詞のbecauseと前置詞のbecause ofが並んでいます。どちらも~が原因でという意味を持ちますが、接続詞のbecauseは後に続くものが主語と述語がセットである完全な「文」でないと使えません。述語が足りない不完全な文である「句」でも使えるbecause ofが正解です。
2 The popular musician had to postpone the concert ——– the traffic jam was heavier than expected.
(A)as (B)due to
訳:有名なミュージシャンは予想よりもひどい渋滞のだったためコンサートを延期しなくてはならなかった。
解説:asは接続詞と前置詞として機能できますが、本文では空欄の後が主語と述語のペアができている完全な文であるため、前置詞であるdue toは使えません。
3 ——– a generally weak economy, there is a great demand in the beauty industry.
(A)Although (B) Despite
景気がそれほど良くないにもかかわらず、美容業界には多くの需要がある。
空所の後に続く分は主語と述語のペアが完成されていない不完全な文である「句」です。したがって、完全な文動詞をつなぐ接続詞は不適切なので、前置詞のdeapiteが正解です。
4 Alarms on cellphones should be turned off ——– the speech is in progress.
(A)during (B)while
訳:スピーチの最中は携帯電話のアラームは切っておいてください。
解説:どちらも同じ~の間という意味ですが、空所の後は主語と述語がそろっている完全な文なので、接続詞のwhileが正解。
5 You should check your luggage ——– the air plane is ready.
(A)before (B) prior to
訳:(出発の前には手荷物をチェックすべきです。)
解説:どちらも同じ~の前にという意味なので間違えやすいですが、the departureという冠詞と名詞だけの組み合わせの完全な文の前では前置詞は使えないのでbeforeが正解です。
TOEICのパート5で考えないとわからない問題
考えないとわからない問題には主に英文法の問題があります。英文法の問題は様々なパターンがありますが、どれだけ英文法のルールを理解しているかが攻略のガキです。このタイプの問題は30秒ほどを使ってちゃんと考えないと解けません。
文法の問題
1 Pentakun ——– a trip to the hot spring for all employees.
(A) Organized (B) organizing
訳:ペンタ君は社員全員に温泉旅行を準備した
解説:空所には述語になる動詞が入ります。to不定詞や動名詞などは文の述語になれませんので、(A)が正解です
2 Food Recipes must ——– received before the May 20 deadline.
(A) are (B) be
訳:料理のレシピは5月20日の締め切り前に受理されなければいけません。
解説:助動詞の後には動詞の原形を置くのが原則です。(B)が正解です。
3 Please ——– to our blog for a comprehensive list of the ways of learning English.
(A) refer (B) be refer
訳:英語の勉強方法についての総合的な一覧は私たちのブログをご参照下さい。
解説:命令文の後には動詞の原形がきます。また、referは自動詞なので受動態にはできませんのでbe referはNG。よって(A)が正解です。
4 There are ——– a number of chefs in the restaurant.
(A) normally (B) normal
訳:通常、そのレストランにはシェフが多くいます。
解説:空所の後に本当の主語である a number of chefsがあるが、There is / are 構文では本当の主語の前に副詞がおかれるので、副詞である(A)nomallyが正解です。
5 The home bakery remains ——–.
(A) operational (B) operation
訳:ホームベーカリーは運転可能な状態です。
解説:operationalは形容詞で「運転可能な」、operationは名詞で「運転」という意味です。remainは「依然として~の状態のままである」という意味で補語が必要な動詞です。形容詞の補語operationalが主語 The home bakery の状態を表しています。正解は(A)
6 SweetB bring ——– a handmade cake
(A) I (B) me
訳:スイートビーは僕に手作りケーキをくれた。
解説:bring A BのAは目的格なので、Aに代名詞を使う場合は目的格を使います。(B)が正解。
7 Be assured that Information about Pentakun will be kept ——–
(A) confidential (B) confidence (C) confident (D) confidentially
訳:ペンタ君についての情報は機密にされるのでご安心ください。
解説:keep+目的語(・・・)+補語(~)は「・・・を~の状態にする」という意味です。空欄に形容詞であるconfidentialを入れると「個人情報は機密として維持されます」という自然な文になります。正解は(A)confidential
(8) The president would like to see all employees ——– hard.
(A) to work (B) working (C) worked (D) work
訳:社長は社員全員がしっかり働いているのを確かめたい)
解説:動詞のseeは近く動詞で「see+目的語+動詞の原形」の形で使われます。正解は(D)のwork。
9 By early next year, the new product of Pentakun ——– for release.
(A) will ready (B) readied (C) ready (D) will be ready
訳:来年の早いうちまでにはペンタ君の新しい商品は発売の準備ができているでしょう。
解説:未来を表すBy early next year がありますので、(D)のwill be readyが正解です。ペンタ君の商品が「準備をする」のではなく、「準備をされる」側なので、(A)のwill readyは不正解。
10 It is important ——– the assignment before start the cocking class.
(A) complete (B) completed (C) to complete (D) completing
訳:料理のクラスが始まる前に課題を仕上げることが大切だ。
解説:形容詞のimportantは「it is important to do(・・・することが大切だ)」の形でよく用いられる。(C)のto completeが空欄に入ります。(A)はisの後に動詞の原形はおかれないので不正解。後ろに目的語のthe assignmentがあるので、受動態の(B)も不正解。importantの後ろに・・・ingはおかれないので(D)も不正解です。
11 ——– in this product package are a instruction and a manual.
(A) Enclose (B) Enclosed (C) Enclosing (D) Enclosure
訳:この商品パッケージには説明書とマニュアルが同封されています。
解説:enclose「・・・を同封する」という動詞はよくA instruction and a manual are enclosed in this product package というように受動態で用いられます。本文ではenclosedを強調するために順番を入れかえたいわゆる「倒置」の形になっているので、enclosedの形はそのままで過去分詞の(B)Enclosedが正解です。
TOEICのパート5で考えてもわからない問題
考えてもわからない問題ですが代表例として英単語の意味を選ぶものや前置詞の問題があります。これらの問題はなんとなく「正解な気がする」英単語がならんでいますが、正確に意味を知っていないと正解できないません。時間をかけすぎないようにしましょう。
英単語の意味を選ぶ問題
1 The company’s sales department checked the invoice ——–
(A)carefully (B)hardly (C)nearly (D)strongly
訳:会社の販売部は請求書を入念にチェックした。
解説:空欄の前にある動詞checked「確認した」を修飾する副詞として意味的に合うのは(A)のcarefully「入念に」です。(B)のhardlyは「ほとんど~ない」という否定の意味です。hard「一生懸命に」と間違えないように注意しましょう。
2 In terms of taste, SweetB’s is more ——– than Pentacocking, but the price is better at the latter.
(A) authentic (B) actual (C) sincere (D) confident
訳:味の面で言えばスイートビーはペンタクッキングより本格的だが値段は後者のほうが良い。
解説:選択肢には形容詞の単語が並んでいます。この場合は文脈にあう単語を選ばなくてはいけませんので文を読んでみないと判断できません。
本問では「味の面では」という意味のIn terms of tasteが文頭にありますので、味を評する形容詞の(A)authentic「本物の」が適切です。(B)のactualはactual figureのように前から名詞を修飾します。(C)や(D)はHe is sincere/confidentというように人の性質を修飾するときに使う単語です。
前置詞の問題
1 Using your own cell phone allows you to get information ——– having to incur extra costs.
(A) beyond (B) over (C) and (D) without
訳:自分の携帯電話を使うことによって、あなたは追加の費用なしで情報を手に入れることができる。
解説前置詞はbeyondとoverとwithoutがありますが、「・・・なしで」という自然な意味を作る(D)withoutが正解。
2 If payment is not received ——– 30 minutes of ordering, the pizza will be returned to stock.
(A) on (B) within (C) of (D) among
訳:もし注文して30分以内に支払いがなされない場合は、ピザは棚に戻される。
解説:空欄の後ろに30 minutes という時間の範囲を表す言葉があるので「以内に」という意味にする前置詞(B)withinが正解である。
3 ——– conference sessions and workshops, attendees will have the opportunity to meet Atsusan.
(A) Because (B) In addition to (C) owing (D) Barring
訳:会議とワークショップだけでなく、参加者はあつさんと会う機会があるでしょう。
解説:主語がattendeesがあり、空所には前置詞が入って副詞句を作ります。「だけでなく、~する機会を持つ」という意味にする(B)In addition to(・・・に加えて)が正解。(D)Barringは「・・・を除き」という意味の前置詞で、(C)owingはowing to「・・・のおかげで」の形で用いられます。
4 When leaving the house, you should follow the signs ——– the train station.
(A) within (B) during (C) to (D) since
訳:家を出たら、電車の駅までへ向かう標識に従って進めばいい。
解説:電車の駅まで向かう標識という意味を作る。signが指し示す方向(the train station)を表す前置詞である(C)toが正解です。
5 SweetB is excited about what the future holds ——– the famous actor.
(A) off (B) out (C) in (D) for
訳:スウィートBはその有名な俳優の将来性についてわくわくしている
解説:「有名な俳優について」という意味なので、対象をあらわす前置詞forが適当です。「what the future holds for」は「~について未来が何を握っているのか」という意味です。正解は(D)のfor。
TOEICパート5対策のまとめ
icon-check TOEICのリーディングセクションは時間配分が大事!パート5は一問30秒平均で解く。
考えてもわからない問題に時間を使わないようにする。
すぐにわかる問題は5秒で解く!
考えたらわかる文法問題も時間は30秒程度で切り上げる。
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