未来完了形の使い方を解説
未来のことを予測するとき、いつまでに何かが終わっているだろうと見積もりを立てることはよくあります。
そんなときに役に立つのが未来完了形で、「~までに〇〇が完了している、継続しているだろう」といったニュアンスです。(^^)
未来完了形の文章の作るには?
未来完了形とはこれから先のある時点までに完了、継続または経験を表すセンテンスです。
現在完了の過去のある時点を未来に変えたものだと考えると分かりやすく、will have 現在完了形にて作文します。
これから先の予定を立てたり、あらゆる物事を予測するときなどに使える表現法です。
また、前置詞としては「~までに」を意味するbyが最もよく用いられます。
We will have finished this project by next month.
(そのプロジェクトは来月には完了しているだろう。)
来月という未来の決まった時点までにはプロジェクトが達成している「完了」の意味を表します。
She and her friend will have been same class next year.
(彼女と彼女の友人は来年も同じクラスだろう。)
同じく、来年というこれから先のある時点も同じクラスでい続ける「継続」の意味合いを持ちます。
I will have watched the series of film for three times when it will be released next week.
(来週のロードショーで、私はその映画のシリーズを観るのが3回目になるだろう。)
こちらもやはり、来週の時点で3回目の観覧をする、という「経験」のニュアンスを持ちます。
未来完了形の疑問文と否定文と進行形
疑問文と否定文の作文の仕方も共に見てみましょう。
疑問文の場合は文頭にwillで始まって?で終わり、否定文はやはりwill not have+過去分詞になります。
Will we have finished this project by next month.
(来月までにこのプロジェクトを完了させるのだろうか?)
We will not have finished this project by next month.
(このプロジェクトは来月までには完了しません。)
さらに、継続の意味と似たものに、未来完了進行形もあります。
Will have been ~ingで表し継続している意味合いをより強めます。
We will have been with each other for 10 years by the next April.
(今度の4月で、私たちは連れ添って10年になる。)
未来完了は使われない?
以上、未来完了形について解説していきましたが、実際、ネイティブスピーカーは口語ではそれほど使用しません。
その理由は、will have ~edといった表現を使うことで、どうしても長い文章になってしまうので話し言葉には不向きだからです。
通常の会話では、未来形や現在完了などで代用されると思っていいでしょう。
We will finish this project by next month.
(来月までにはそのプロジェクトは終わっているだろうね。)
日本語の略語などにもみられますが、英語では特に、あまり回りくどく長い文章を言葉で話すのには好まれません。
いくつか学習した挨拶表現などでもそうですが、助動詞のhaveが省略される、また返事の言葉もthanksなど一言ですむなど、短縮化される傾向があります。
しかし、何でも短くしてしまうとビジネスや目上の人に対してふさわしくない言葉遣いになるケースも多々あります。
基本では助動詞などをなるべく省かない形を覚え、そのうえで慣れてきたらくだけてくるのがやりやすいでしょう。(^^)
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