英単語3000個を一気に覚えてハリーポッターを原書で読んだ方法その1
今回の記事のテーマは英単語を3000個をたった2か月で覚えた方法その一です!全部書いてたら長すぎる記事になってしまったので、記事を2つに分けました。
ハリーポッターを原著で読んでみたい!
英語学習を始めたときにやってみたかったことの一つとしてハリーポッターを原書で読むということがありました!ぼくのようなミーハーな英語学習にとってハリーポッターを洋書で読むのは憧れのアイドルとお茶をするようなものでした(笑)
しかし、ハリーポッターは児童書とはいえ、語彙の制限されたラダーシリーズとは比較にならないほど難しく、TOEIC700点を超えていても見たことがない単語が非常に多く、なかなか読み進めていくことができませんでした。
ここで気づいたのが、「もしかして知ってる英単語が全然足りないんじゃない?」ということでした。英単語の学習は全然面白くありませんし、単語帳を使った学習は苦行と思えるぐらい嫌だったので、とことん避けてきていました。
めんどくさいことが嫌いだった性格も大きく影響しています。しかし、ハリーポッターを英語で読んでみたいというモチベーションが幸いし、英単語を覚えてみようと決心(観念)したのです。。
まずは自分がどれくらい英単語を知っているかを知るべし!
英単語を覚えるにあたってまず考えたのが、そもそも自分がどれくらい英単語を知っているのかということでした。
英語上達完全マップの森沢洋介氏によれば英文法の学習が終わり、大学受験レベルの教材をある程度こなしていれば自然に5000語レベルの英単語は身についているはずとのこと。
まともな学習をしていれば、4000~5000程度の単語は自然に覚えてしまいます。短文暗唱や音読パッケージを中学レベルのテキストから始め、少しトレーニングが進んだ時点で2000~3000くらいの単語は覚えてしまうし、これに精読をいくらかやれば単語数は4000~5000語にすぐに増えるものです。単語の定着率が悪い人はバックアップとして、精読の際に同時にボキャ・リストを作り(精読の項参考)それを覚えていけば取りこぼしはありません。
私自身も大学受験時代、効果的なボキャビルの方法を全く知らなかったので、手持ちの語彙は英文解釈や文法の学習で自然に覚えたものだけでしたが、4000~5000語は知っていました。
英語完全上達マップより引用
自分の英単語のレベルは5000語ぐらいはあるのではないかと思いました。実際に本屋さんに行ってみて、そのぐらいのレベルの英単語教材であるDUOという単語帳やシステム英単語、ターゲット英単語などの英単語長を見てみると9割以上が知っているものだったので、そのぐらいのレベルにあるということは確かでした。
英単語をいかにしてラクに覚えるか?を突き詰めよう
英単語を覚える方法についても色々試行錯誤してみましたが、英単語を短期間で集中してひたすら覚えるという方法以外には効果のある方法はなさそうだと思い、英単語帳を購入することにしました。
僕は日常英会話がペラペラになりたいというよりは仕事で英語を使いたいという目標があったので、ビジネス系の英語をメインで覚えることにしました。
そこで、ランキング大好きのミーハーなぼくは当時一番売れていた「TOEIC英単語スピードマスター」という英単語教材を買いました。
実際に書店で見たときは分厚すぎて、正直「こんなの覚えられるか!」と思いましたが、確かにビジネス系の英単語が多く、収録されているも非常に多かったのでこのTOEIC英単語スピードマスターに決めました。
やはり一番売れているということが大きな意味を持ちました(笑)
英単語帳を買ってからは英単語を覚えるまえに英単語の覚え方を色々研究しました。
いかに効率的にラクに覚えるかというのが面倒臭がりなぼくにとっては大変重要なことだったので、英単語学習の学習方法についてかなりの時間を使いました。
ぼくのなんでもいかにラクをするかというのがテーマのようです(笑)仕事をしながらほかの資格試験の勉強をしていたので単純に時間がなかったという事情もありますが。
100倍効率的な英単語の覚えかた実践編
英単語の覚え方については大きく分けると、
1 目で見て覚える方法、
2 耳で聞いて覚える方法、
3 書いて覚える方法、
4 声に出して覚える方法があります。
正直単語の覚え方には好き嫌いがありますので自分の好きな方法で覚えればいいです。
僕が当時とった方法は1の目で見て覚える、4の声に出して覚える、補足で2の耳で聞いて覚えるという方法をミックスしていました。
書いて覚える方法については時間がかかりすぎるので採用しませんでした。
英単語のスペリングについては正直覚える必要はないことがわかっていたので、書くという方法は取らないと決めていました。
前にお話ししたフォニックスを学習していれば、自分で英単語の発音ができますし、英単語からスペリングを予想することができるからです。
実際に英単語を覚える手順ですが、まず、一つの英単語に対して英語を見る、日本語の意味を見る、日本語から英単語の簡単なイメージを作る、英単語を声に出して10回ぐらいぶつぶつ言ってみるという流れでした。
手順を簡単にすると
1 英単語を見る
↓
2 日本語訳をみる
↓
3 日本語訳からカンタンなイメージをする
↓
4
英単語を声に出して10回ぐらいぶつぶつ言ってみる
英単語帳を覚える時は欲張らない!!

英単語帳には一つの単語に対して色々な意味が乗っていますが、基本的には一番初めに来ている意味を覚えることしかしていません。例えば「address」という単語がありますが、この単語は非常に多くの意味を持っています。住所という意味が有名ですが、「対処する」という動詞の意味もあります。TOEICでは対処するという意味で使われることが多いです。
欲張って多くの意味を覚えようとすると結局覚えられないので注意してください。
英単語を一発で覚えるにはイメージの力をうまく使う
英単語を覚える時に一番重要なことは日本語の意味を理解してから何度も声に出すという点です。
できれば英単語のイメージを浮かべながら声に出していくとかなり英単語を覚えられる確率が上がります。
英単語のイメージの仕方ですが、基本的には簡単な名詞についてはイメージがしやすいと思いますが、抽象的な英単語はイメージが難しいです。イメージが簡単な単語はりんごやミカンなどの自分が見たことがあり具体的なものです。
一方イメージが難しいものは例えば、approximately(おおよそ~の)や、Accountant(会計士)などです。イメージが難しい単語はイメージが浮かばなくても日本語の意味が理解して、英単語を声に出してぶつぶつ言っていれば覚えることができるので、あまり神経質になる必要はないと思います。
一応英単語を覚える際のイメージのコツを僕なりに紹介すると、「おおよそ~の」という意味であれば「輪の中にたくさんのものがある」とういイメージで、「会計士」であれば「眼鏡をかけたビジネスマン」というイメージです。
イメージの方法について補足ですが、ダジャレで覚えてしまえるものはダジャレで覚えると一瞬で覚えることができます。例えばkennelという英単語は犬小屋という意味ですが,犬が寝ているところをイメージして(犬が寝る=ケンネル)と覚えれば一発で覚えることができると思います。
英単語を覚えるにはイメージが描けることが出来ればいいのであって、ダジャレといったくだらない方法ほど強烈なイメージが描けるので覚えやすいと思います。
エビングハウスの忘却曲線の攻略こそが記憶のカギ
単語帳で英単語を覚えてみてわかったのは、毎日コツコツやることが大切なのはもちろんのことですが、それ以上に短期間で何回も同じ単語に触れることが大切だとわかりました。つまり、復習のタイミングが非常に大切なのです。
ひとは英単語に限らずものをひどくものを忘れます。これは、大切だと思ったことだけを覚えておいて、大切ではないことは忘れていくようにできているからだと思います。
復習のタイミングについては一番有名な話でエビングハウスの記憶曲線という話があります。記憶と忘却(忘れるという意味)時間の関係を理解するには、まず、「エビングハウスの忘却曲線」という、超有名な実験結果を知る必要があります。
ドイツの心理学者、ヘルマン・エビングハウスは、意味のない3つのアルファベットの羅列(られつ)を、被験者にたくさん覚えさせて、その記憶がどれくらいのスピードで忘れられていくかを実験し、調べました。その結果を、グラフ化したのが「エビングハウスの忘却曲線」です。この絵ビングハウスの忘却曲線によれば、覚えた20分後には42%忘れ一日後には74%忘れるそうです。一日後に74%忘れるということは約4分の1しか覚えていないということです。
これを復習に当てはめると、覚えた直後の復習と一日後の復習が効果的ではないかと思います。
この実験結果を英単語学習に取り入れると、英単語を1日10個覚えるとすれば、1個につき1分かけて10分学習します。英単語を覚えた直後に2、3分使ってその日の復習をさらっとします。そして次の日にも5分ぐらいを使ってもう一度前日の英単語を復習する。そしてその次の日にはまた前日の英単語を5分ぐらい使って復習する。といったように前日覚えた単語を復習するようにしていきました。
英単語を復習するのを前日覚えたものに限定したのは、2日前のものまで復習していると覚えなければいけない単語が雪だるま式に増えていってしまうので面倒だったからです。そして1週間単位で覚えた単語を復習しました
この方法をまとめると、
1 当日 10個を10分で覚える
2 覚えた直後に2,3分復習をする。
3 次の日に5分ほど前日の復習をする
4 一週間で覚えた単語をさらっと復習する。
となります。
それと、復習する方法をどうやって管理するかですが、一番簡単な方法は英単語帳のページのどこかに日付をメモしておくことです。もしくは学習する範囲を決めて、覚える予定の英単語の上とに日付を書いておき、覚えた後にも日付を書いておくことをお勧めします。
と、ここまで聞いて
「こんなめんどくさいことやってられるかぁ!!( ゚Д゚)」
と思ったあなた。
そう、あ、な、たですよ。そんなあなたにおススメの英会話教材はこちら
まとめ
いかがでしたでしょうか。今回の記事は僕がハリーポッターを見たいと思ってから英単語を覚えようと決心したときに
調べた方法知識や方法です。
実際にこの方法で一か月で1500個ほど、2か月で3000個の単語を一気に覚えました。
1 大切なことは五感をフル活用して日本語からイメージを作ること
2 必ず声に出してぶつぶついうこと
3 復習のタイミングを徹底することで忘れる前に覚えること
です。
次回も英単語を短期間でたくさん覚える方法を解説します!
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