depend onを上手に使うコツ
~に頼る、~次第であるという意味を持つdependという単語は、イディオムとして前置詞onと共に覚えました。
広く日常的に使われ、ビジネスや目上の人に対しても失礼のない便利な表現なので、使い方を整理してみました。(^^)
頼る、依存する
辞書などで引くと一番に目にする主な意味は「頼る」「~に依存する」「あてにする」などです。
Dependのpendがぶら下がるという意味合いがありそこから由来しています。
He depends on his father always.
(彼はいつも父親に依存している。)
Japan depend on import from foreign countries almost of oil.
(日本は石油の大半を海外からの輸入に頼っている。)
また、類似の意味を持つ語彙に
rely on、count on
がありますがそれぞれ意味合いが少しずつ異なっています。
Depend on は「力不足や援助を必要とする状態」であるのに対して、
rely onは「これまでの経験に基づいた判断による信頼」
count onは「実績などから期待されあてにする」を含んでいます。
I rely on you to make much score on this game.
(この対戦であなたがたくさんのスコアを出すって信じているわ。)
We can count on her in this situation.
(この状況でも彼女ならできるとあてにしていい。)
~次第である
他にもよく使われるのが
「~次第である」「~にかかっている」
など、日常的に頻繁に聞かれる表現なのでぜひ覚えておきましょう。
on+名詞(代名詞)、または疑問詞節が続きますが口語ではonが省略されることがしばしばあります。
The budget in this year depends on our struggle last year.
(今年の予算は昨年の我々の頑張りにかかっている。)
My planning always depends on whether my children are in good condition or not.
(私の予定はいつも、子どもたちの体調が良いかどうかに左右される。)[/box]
さらに、ネイティブスピーカーが口語でよく使う
「It depends.(それは状況、条件次第です)」という表現は、
本来は「it depends on the situation.」
になりますが短縮してこのように使われるので、ぜひ覚えておくと便利です。
現在形でも「~している」、状態動詞
ところで気づいたかもしれませんが、depend onと現在形になっているのに
「頼っている」「依存している」「かかっている」など、
現在進行形で訳されます。
このような動詞を状態動詞といい、その状態が今もなお続いているニュアンスを含んでいるため、そうなります。
例文を見てみましょう。
He always wears red clothes.
(彼はいつも赤い服を着ている。)
動詞「着る」を表すwearですが、これも「着ている」と訳しますね。
その理由はやはり、服を着ている状態が続いているからです。
一方「He is always wearing red clothes.」
という文章だと不自然になってしまいます。
この他の状態を表す動詞には、住むという意味の「live」もあります。
My friend lives near my house.
(私の友達は家の近くに住んでいます。)
この場合も、今も住んでいる状態が継続しています。
同様に
「My friend is living ~」
といった表現は使いません。
日常でもビジネスでも幅広く使えるdepend on、覚えておくと何かと役に立つことが多いです。
それこそ、あなたの英語力はdepend onをうまく使えるか否かにかかっている、と言えるかもしれませんね。(^^)
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